
02年06月11日(火)
ぼくの家に遊びに来たすべての人が必ず口にする我が家に対する悪口や罵詈雑言に堪え兼ねて、引っ越しをしたいとここ数年思い続けているのですが、引っ越しをするとなると数十万円のお金がかかってしまい、そんなお金は借金でもしないと用意できませんし、どうせ借金をするのであれば旅行なんかにいきたいなとも思ったり、どうにも煩悶している次第でございます。
今年のぼくの周りでは海外旅行がブームのようで、月にひとりは長期の海外旅行に旅立っております。
ある方は塩を売りにニューヨークに旅立つと言います。
売るものは本当に塩なのか、甚だ怪しくはありますが、とても羨ましく思います。
またある方はバカボンのキグルミを身に纏い、北欧を巡るそうです。
さらにある方は、CMのギャラで儲けた泡銭で、恋人と共にスペインに八ヶ月ほど滞在するそうです。
眼鏡をかけた御仁は、ワールドカップの終了と共にジャマイカに飛び立ち、ビザが切れるまで心ゆくまで中米の空気を満喫してくるそうです。
ぼくも小説一冊ととりあえずの着替えだけを持って、今とてもホットなインドなんかを周回したいものですが、引っ越しと旅行と、どちらに重きを置くべきか、深く思い倦ねております。
それで仕方がなしに毎日散歩ばかりしております。
われ、木々にむかいて、目を挙ぐ。
今年のぼくの周りでは海外旅行がブームのようで、月にひとりは長期の海外旅行に旅立っております。
ある方は塩を売りにニューヨークに旅立つと言います。
売るものは本当に塩なのか、甚だ怪しくはありますが、とても羨ましく思います。
またある方はバカボンのキグルミを身に纏い、北欧を巡るそうです。
さらにある方は、CMのギャラで儲けた泡銭で、恋人と共にスペインに八ヶ月ほど滞在するそうです。
眼鏡をかけた御仁は、ワールドカップの終了と共にジャマイカに飛び立ち、ビザが切れるまで心ゆくまで中米の空気を満喫してくるそうです。
ぼくも小説一冊ととりあえずの着替えだけを持って、今とてもホットなインドなんかを周回したいものですが、引っ越しと旅行と、どちらに重きを置くべきか、深く思い倦ねております。
それで仕方がなしに毎日散歩ばかりしております。
われ、木々にむかいて、目を挙ぐ。
02年06月10日(月)
幼なじみと一緒にワールドカップの観戦をする。
■
ところで、サッカー好きの方々には何を今更という感じでしょうが
■ワールドカップ・アンビリ−バブル事件
決勝戦で逆転負けしたブラジルのサポーターが50人以上自殺したとか、ひいきのチームを勝たせるために、審判が五分以上早くホイッスルを吹いたとか、自国のベスト8進出に喜んだ刑務所長が囚人を勝手に解放したとか、ぼくの知らない世界では皆さんサッカーに熱狂をしていたようです。
ところで、サッカー好きの方々には何を今更という感じでしょうが
■ワールドカップ・アンビリ−バブル事件
決勝戦で逆転負けしたブラジルのサポーターが50人以上自殺したとか、ひいきのチームを勝たせるために、審判が五分以上早くホイッスルを吹いたとか、自国のベスト8進出に喜んだ刑務所長が囚人を勝手に解放したとか、ぼくの知らない世界では皆さんサッカーに熱狂をしていたようです。
02年06月09日(日)
人の行動や言動に対して、あーだのこーだの文句を言っている暇があったら、自分の品性を磨くことにその時間を費やしなさいと、常日頃から自らに言い聞かせてはいるのですが、そこがやはりぼくの未熟なところでして、なかなか思惑通りにはいかないものです。
我を忘れて個を有する
ということがぼくにとっては理想の在り方なのですが、言葉にすれば簡単なことでも、実行するには困難を伴います。
夏目漱石は晩年に則天去私の境地に達したと言います。
しかし、天に則して私を去るというのは、ぼくの望むところではなく、むしろ言うなれば非則天去私、天に則さず私を去る、個を有しつつ我を去る、というのがぼくの達すべき、臨むべき境地なのです。
我を忘れて個を有する
ということがぼくにとっては理想の在り方なのですが、言葉にすれば簡単なことでも、実行するには困難を伴います。
夏目漱石は晩年に則天去私の境地に達したと言います。
しかし、天に則して私を去るというのは、ぼくの望むところではなく、むしろ言うなれば非則天去私、天に則さず私を去る、個を有しつつ我を去る、というのがぼくの達すべき、臨むべき境地なのです。