02年05月08日(水)
最近、夢と現実の区別がつかなくなってきておりまして、目覚めてから数時間、あるいは数日間、夢と現実を混同していることがよくあります。
昨日は、三十歳になる夢を見て、夢から覚めた後も暫くの間自分が三十歳になったような気がしてなりませんでした。
あの夢は、一体何を暗示しているのだろう。
盛年重ねて来らず、年をとるのはあっという間ですから、精進しなさいという神様からの警告かしら。
02年05月07日(火)
カンデンスキー展を徘徊してきました。

ぼくはカンデンスキーの中期の微妙にフォービズム入ってる作品が大好きで、ノートの後ろに「ムルナウの教会(正式名称忘れた)」のポストカードをテープでぐるぐるに貼り付けて、いつでも見られるようにしているのですが、そこら辺の作品があまりなくて残念でした。
抽象画って、ぼく良く分からないのです。良いものは良いし、分かるものは分かるのですが、カンディンスキーのはちょっと分からないのです。
っていうかね、かわいくないのね。カンディンスキーの後期抽象画って。
やっぱりぼく、かわいいのが好きなのよ。

浅田彰さんが「批評空間」のwebの時評のページで、このカンディンスキー展の批評をしています。
■カンディンスキー展をきっかけに

この文章なんかを読むと、カンディンスキーの絵画の色彩の素晴らしさなどをもっともっと知りたい、とおもうのですが、「コンポジションVI」なんかを観ても、いまいちしっくりこない。
あと何年か生きて、もっと何度も観れば、その良さが分かるのかもしれません。焦らず、焦らず。

ところで、上記の記事、展覧会については障り程度にしか触れていないのですが、ティエリー・ド・デューヴの「マルセル・デュシャン」に触れたり、カンディンスキーと甥である哲学者コジェーヴの関係について書いてあったり、短い記事ではありますが、なかなか充実しております。

先日観た「ビューティフルマインド」というなんとも言いようのない映画の中で、ジョン・ナッシュの恋人がシャガールの「七本指の自画像」を観て、「神は画家よ。色彩を創りだしたのだから。」とかなんとかいうシーンがありました。
色彩というと、サイケデリックとかしか考えない人たちも世には多くおりますが、ぼくはサイケデリックというものがいまいち良く分からなくて、そこら辺が抽象絵画を理解できない原因のひとつなのではないか、などと考えながら、日々精進する所存でございます。
02年05月06日(月)
ぼくは、自分で言うのもなんですが、年齢の割に精神や感性が年寄臭くて、常日頃若者をぶん殴りたいとか思っているのですが、それでも年相応に若返ろうと努力はしています。
先日、友人とその友人の恋人と共に鍋の具材を買いにスーパーに行き、肉やらネギやらホタテやら、とにかく手当たり次第に食べたい物を購入したところ、代金が6001円でした。
すると、友人は「ロク、マル、マル、イチだな」と言って大笑い、それに反応して彼の恋人は「おっとっと」などと言ってずっこける仕草までする始末、ぼくには「ロク、マル、マル、イチ」の意味も、それに対する「おっとっと」というリアクションの意味もさっぱり分からず、大笑いしながら接吻している二人を尻目に、作り笑いなどを浮かべ、分かったような顏をして「お前、おもしれえじゃん」などと言っておりました。
同世代の若者の笑いですら、どんどんと分からなくなっております。
ロク、マル、マル、イチ。

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大根雄
栃木生まれ。
鉄割パソコン担当。
いたりいなかったりする。

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