

上野の国立博物館に『唐招提寺展』を観に行ってきました。何年か前に、唐招提寺が大修理に入った直後に行われた展覧会にも行っているので、今回はいかなくても良いかな、と思ったのですが、今回は本尊である盧舎那仏もいらっしゃるというので足を運んでみました。
平日ということもあって、人の数も少なく、館内はとてもいごこちが良いです。入るとすぐに、盧舎那仏と梵天・帝釈天、そして四天王が配置され、金堂を再現したと言う空間が現れます。本尊には光背はないし、脇侍のおふたりはいないしと、金堂を再現したというには少々中途半端。でもまあ、四天王がかっこよかったからいいや。
その後、芸大の前を通って長島さんの個展を観に
昼間の谷中を歩くのは、実は初めてかも。五重塔跡に露伴を思い、霊園をしばし散歩。見かけるのら猫の顔がとても良い。住んでいるのら猫の顔が良い町は、住んでいる人の性格があまり良くないなどと言いますが、この町はどうなんだろう。町並みはとてもいい感じ。引越し候補の町のひとつに入れておきましょう。
自転車もいいけれど、やはり散歩は楽しいね。

昨年度の一番のめっけもんといえば、もちろん自転車ですが、二番目のめっけもんは間違いなくディビッド・グーディスという作家さんですね。すぐに手に入る翻訳は二冊(『ピアニストを撃て(Down There)』と『狼は天使の匂い
(Black Friday)』)とも読みましたが、どちらも最高におもしろかった。他の作品も読んでみたいと思ったのですが、どうせならばノワール系の作家の作品を集めたアンソロジーを買えば、他にもおもしろい作家を発見することができるかもと思い、有名な『The Mammoth Book of Pulp Action
』と『The Mammoth Book of Pulp Fiction
』を購入しました。もちろん、グーディスの短篇も収録されています。熟読熟読。