
05年03月23日(水)

今日ののら猫日記。
ぼくの大好きな保坂和志さんの『猫に時間の流れる』という小説に、クロシロというのら猫が登場します。
とにかくわかっていることは、あの野良猫がいきなりパキに襲いかかったことと、顔の上半分が黒で下が白、胴のほとんど全部と脚の上の部分と短めの尻尾が黒で残りの下の部分が白だという外見だけで、ぼくたちはとりあえず「クロ」と呼んだり「クロシロ」と呼んだりすることになった。
写真のこの猫さんは、ここで描写されているクロシロそのものです。まるでこの猫さんを見ながら書かれた文章のようです。とはいえ、『猫に〜』のクロシロは町のボスですけど、この猫はとてもおとなしいのら猫です。子猫です。将来が期待される凛凛しいひげの持ち主です。