
03年03月18日(火)
寝る前に少しだけと思って始めた読書が止まらなくなるのはよくあることなのですが、時として、読みながらとても強く思うことがあり、さらにその思いを誰かに伝えたいなどという欲望に駆られることがあります。
そのような感情に任せて何かを書けば、それは気恥ずかしさを残すだけの結果となることはこれまでの経験からわかっているので、思いをどうにか飲み込もうとするのですが、気持ちはどんどん高ぶるばかり。とにかく誰かと話したい、否、誰かに話を聞いて欲しい。
先程から読み始めたフォークナーの短編集。読み始めた理由は、たまたま目に止まったから。これまで何度となく読んできたはずの短編集。それが、今まで読んできたものと全く異なる物語のように感じるのはどうしてなのだろう。
ここで思ったことを感情に任せて吐露することは賢明ではありません。ですからこのへんでやめておきます。ですが感情を少しでも抑えるために最後に一言。フォークナーよりも後の時代に生まれて、本当に良かった。彼のおかげで、明日を楽しく過ごすことができそうです。えへへ。