02年04月19日(金)
ウィル・セルフは、僕の中でかなり大きな存在なので、もう少し説明をしてしまうと

1961年ロンドン生まれ、大学教授の父と、ユダヤ系アメリカ人の母のもと、ドストエフスキーやらスタンダールやらカフカに囲まれた、「極度に文学的」で「究極に自由放任主義」の家庭環境に育ち、12才でマリファナ、17才でヘロインを覚えて、ありとあらゆる麻薬に溺れる。
オクスフォード大学エクスターカレッジ哲学専攻に入学後、パンクバンドを結成。
麻薬に溺れた大学生活を終了した後は、ヨーロッパやアジアを放浪、漫画家としてデビュー。
慢性アルコール中毒、麻薬中毒を克服後、「The Quantity Theory of Insanity」で小説家としてデビュー。
なんかね、こうやって書くと村上龍みたいになってしまって嫌なのですけど。
いえ、村上龍が嫌いというわけではありませんが。

「イギリス新鋭作家短編選」に掲載されているウィル・セルフの写真を見ると、とてもスマートでおしゃれな若者なのですが、数年前にNHKで放映したBBCのニーチェの特集に出演していたウィル・セルフは、はげ上がっていてただのおやじでした。
それから、僕はBomb The Bassのファンなのですが、ある日CDのクレジットを何気なく読んでいたら、ある曲のVoiceとしてウィル・セルフが参加していました。低めの、とても渋い声で素敵でした。

もう一つだけ追加すると、OnpeeChangのセカンドアルバムのジャケットは、実はウィル・セルフの「 Tough, Tough Toys for Tough, Tough Boys 」のパクり、ではなくてサンプリングでして、イギリス文学好きとかが一人ぐらい「やるじゃん」とか言ってくれるのではないかと思っていたのですが、誰も気付いてくれませんでした。

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大根雄
栃木生まれ。
鉄割パソコン担当。
いたりいなかったりする。

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