
一年ぶりに携帯電話を機種変更しました。新しい機種は、カシオのメガピクセルA5401CA。とはいえ、以前に使っていた携帯もカシオ製なので、基本的な機能はあまりかわらないというか、細かい機能の追加はありましたが、最新技術すげーという感動はそれほど味わえませんでした。まあ、携帯に100万画素強のデジカメがついているだけでも、すごいことなんですけどね。
マイデスクトップを撮影。
ぼくの撮り方が悪いのかしら。あまりきれいではないような。。
それから、古本屋さんで『泉鏡花集成』全十四巻を購入。八千円。それなりにお得な値段だと思います。ああ、嬉しいよう。と思っていたら、これは「集成」であって全集ではないので、読みたかったものが抜け落ちていて、とくに紀行文や雑記などがほとんど収録されていないので、雑記や談話が収録されている岩波版『鏡花全集』の第二十八巻も一緒に購入。紀行文等が収められている二十七巻はどこに行っても売っていませんでした。残念。まあ、気長に探しましょう。
そんでもってこの『泉鏡花集成』、ひと月に一冊ぐらいのペースで読んでいけたら良いなと思いながら、早速第一巻を開いて読み始めたのですが、この巻に収められている作品のすべてが、鏡花の二十歳から二十二歳の間に書かれていたものでして、有名な『外科室』も彼が二十二歳の時に書かれた作品であることを知ってびっくりです。
『外科室』の有名なこの科白。
私はね、心に一つ秘密がある。麻酔剤は譫言を謂うと申すから、それが恐くってなりません。
ああ、いいなあ、この科白。死ぬまでに一度で良いから言ってみたいです、「僕はね、心に一つ秘密がある、うふふ」なんてことを。我が人生、秘密を持つにはあまりにも軽佻浮薄であります。
さて、全てのやんごとなき雑事を無事に終え、本日より晴れて自由の身、これからの人生、一体なにに身を尽くせばよいのやら、しばし途方に暮れつつ、ヒンズースクワット未到の600回に挑戦。