
03年09月20日(土)
今月に入ってから、ずーっと泉の鏡花さんを読んでいるのですが、ちくま版『泉鏡花集成』は大変すばらしい集成ではあるものの、かゆいところに手が届かないと申しますか、どうしても読みたいと思っている作品が収録されておらず、本当に読みたい作品はやはり図書館などに行って全集をあたるしかないのかしら、と思っていたら、岩波から新しく『新編 泉鏡花集』が出るそうで、紹介文などを読むと「鏡花の全作品から短篇を中心に選び,その舞台となった土地別に構成する」と嬉しいことが書いてありまして、収録されている作品は微妙な感じでだぶっていたりだぶっていなかったり、何れにしても一冊5600円は気でも狂わない限り購入することは出来ません、やはり図書館へ行くからあるいは岩波版『鏡花全集』がバラで古本屋に眠っているのを地道に探すことになりそうです。
岩波のサイトを見ていたら、「山の旅 明治・大正篇」という新刊を発見。うおーおもしろそう!買わなくちゃ。
今夜は、破戒僧となって天生峠を越える夢をみたく思います。