
03年12月30日(火)

起床。午後二時。寝惚け眼で部屋を見回すと、クニノトコタチ尊とクニノサツチ尊とトヨクムノ尊の三人の神様が誕生している。陽気だけで生じたので、全員が男なのがちょっぴりいや。
カフェへ。昨日途中まで読んだジョン・リドリーの『地獄じゃどいつもタバコを喫う』(Everybody smokes in hell)が面白すぎて、一気に読了。いわゆるパルプ・ノワール系のノベルなのですが、この種の作品にはまりそうです、まじで。ジョン・リドリーの他の作品『The Drift
』と『Those Who Walk in Darkness
』と『A Conversation With the Mann
』も即効で購入。米Amazonのカスタマレビューをみても、ほとんどが四つ星以上。たーのーしーみー。
以前にもちょっとだけ書いたけれど、ジョン・リドリーはもともとは映画の脚本家(もっと前にはスタンドアップコメディアン)で、最近の仕事では、スパイク・リーのいとこのマルコム・リー監督の作品『Undercover Brother』の脚本なんかを書いているらしい。ストーリーはといえば、「洗脳をたくらむ白人たちの陰謀から世界を救う、アフロヘアが自慢の秘密エージェント」が主役のおばかアクションコメディ。うー、これもとても面白そう。
夜、クシシュトフ・キェシロフスキの『アマチュア』を観る。とても良い映画だった。どうして映画の中で作られる映画とか、小説の中で描かれる小説とか、舞台の中で上演される舞台というものは、これほどまでに魅力的に映るのだろう。とても感動したので、今日は気持ち良くねむることができそうです。
「私のあだ名を知ってる?」
「いいや」
「アマチュアよ。当たってるわ。今まで一度だって本気で何かをやったことがないの」映画『アマチュア』より