
03年11月13日(木)

雑誌「太陽」の昔の号で、信濃路の双体道祖神のことを読む。とくに安曇野は道祖神の宝庫らしい。安曇野といえば、先日読んだ山の本で紹介されていた有明山のある土地。山頂に鳥居がある有明山は、それほど有名な山ではないが、静寂でひとり登山を楽しむことができそうな山だった。日帰りで行くことができるので、来年の夏ぐらいに、一日目は有明山に登り、山路を歩きながら兎角に人の世は住みにくいなどと考え、夜は安曇野の温泉で一泊、次の日は道祖神を求めてぶらりぶらりと散策するのも良いなあと思う。「太陽」に掲載されている写真の風景は今から二十五年前のものなので、この雰囲気で旅情を期待するわけにはいかないが、とにかく、安曇野という土地を覚えておこう。