
03年11月14日(金)

古本屋さんで西田幾多郎『現代に於ける理想主義の哲學』を購入。奥付を見ると大正十三年七月とあり、八十年の時を経て紙質がかなりいい感じ。当然、字体は旧字体で、西田さんの書は新仮名遣いでも難しいのに、これを読んでぼくは一体どこまで理解できることやら。しかも本の雰囲気がなにげに厳かなので、線を引くこともメモを書き込むこともはばかれて、どうにも読書がはかどる様子ではない。本にいろいろと書き込まないと理解が進まない身としては、このような威厳のある書の風体は困ります。でも読みますよ、この書に書かれていることは、その後の西田さんの哲学を理解するのに重要なことばかりですから、心を鬼にして書き込みます、線を引きます、折り曲げます、ほうり投げます。そうしないと読めないのですから、読まないよりは書も喜ぶでしょう。
夜、沖縄料理を食べに。泡盛を飲みながら、沖縄料理に舌鼓。死ぬほど美味しいコロッケをいただきました。ここのところ、美味しいものを全然食べていなかったので、久しぶりに食事を堪能。