
05年02月05日(土)

世田谷へ行くときはいつも、西荻窪を経由する感じに、裏道を自転車で走って行くのですが、その途中にとても気になる杉並の通りがあります。ちょうど久我山と三鷹台の間ぐらいのどの駅からも一番離れているあたりの、小さな坂道のある通りなのですが、これといった商店街もなく、古い佇いの家々が並び、うらぶれた感じの神社があるだけ、夜と昼ではまったく異なった印象を受ける素敵な通りです。
その大好きな裏道の、中でも一番気になるのは、通りの最後にある小さな小屋です。おそらくはこれも神社なのだと思うのですが、あまりにも寂しくて不思議な雰囲気を醸しだしていて近寄りがたく、今だその近くまでは行ったことはありません。いつもその小屋を遠目に見ながら、将来の自分があの中で雨の音に耳を傾けつつ本を読んでいる様などを想像して、にやにやしています。
厭世的な自分を想像するのって、現実逃避でとても楽しいのです。