04年12月11日(土)
まあ、同じことをしている人たちが同じ場所で日記を書けば仕方のないことなのですが、日記の内容がだぶってしまって困ります。そういうわけで、だぶってしまった写真を何点か。
中島兄弟。
かわいい犬。
挨拶する勉蔵くん。
どれも他の人の日記ですでに書かれていることなので繰り返しませんが、一番下の勉蔵君のことだけちょっと書かせてください。桜庭勉蔵くんの初監督作品『行方知れズ 渋さ知らズ1999-2000』が、アップリンクファクトリーで土日のみのレイトショーで公開されています。今をときめく渋さ知らズのドキュメンタリー映画です。友だちであるということを抜きにして、非常に素晴らしいドキュメンタリ映画でした。途中、少人数の演奏で、それぞれのアドリブがどんどん盛り上がって行くシーン、ぼくの心臓の鼓動も同様に盛り上がって行ってしまい、呼吸が止まるかと思った。お時間のあるかた、是非とも観に行ってください。損はしないと思います。
この作品は、1999年6月から2000年6月までの渋さ知らズの映像記録である。渋さ知らズの「フジロックフェスティバル」初出演が2001年夏のことであるから、いわばアンダーグラウンド最後期の記録といえる。そのライブにおける尋常でない参加人数、熱気、パフォーマンスとその質の高さ、全てが今までに体験したことのない、あるいは音楽の歴史から見ても前人未踏の領域に達しているであろう、渋さ知らズ。その生命力は一体どこから生まれるのか、そしてその全てを許容し、自由を与えながら、しかしその実全てを支配している"ダンドリスト"不破大輔という男はどういう人間なのか、それを知りたいという欲求に突き動かされ、監督、桜庭勉蔵は彼らに取材を申し込む。
「行方知れズ」これは渋さ知らズの名曲でありこの映画のタイトルでもあるが、監督自身も含め渋さ知らズの存在自体が行方知れずな、そんな1年間を追った、貴重なドキュメンタリーである。