『流れる』の余韻がさめやらぬまま、もう一度あの雰囲気を味わいたくて、深作欣二監督『おもちゃ』を観ました。『流れる』の舞台は柳橋(台東区)、『おもちゃ』の舞台は京都の祇園、使われている言葉も片や東京言葉、片や京都言葉と異なってはいますが、時代は売春禁止法が成立する前後とほぼ同時期の話。脇をかためる南果歩や喜多嶋舞、魏涼子などがはまり役でとても良かった。芸者の文化にはまりそう。
主催の戌井昭人がこれまで発表してきた作品が単行本で出版されました。