
03年06月26日(木)
またもや悪夢の月末です。お金がなくて本が買えないから、Webばかり見てる。
京都精華大学は、いくつかの講義をテープ起こししたものをサイト上で公開している。しかもコンテンツとしてきちんとまとめあげている。これから大学を受験する高校生にも、講義を受講する大学生にも、もう一度学問を学びたいという社会人にも有用な試みだと思う。すんばらしい。
Amazon.comのRSSなんてものが公開されている。「こんなものがあったらいいなあ」と思うものって、大抵の場合存在するものなのね。
『トレーニング・ディ』を観る。『ドリーム・キャッチャー』のモーガン・フリーマンもそうだったけど、悪徳警官を演じるデンゼル・ワシントンがどうしても悪人に見えない。映画自体はなかなか楽しめた。映画の世界と現実をごっちゃにするつもりはないけれど、ロスのイメージがどんどん悪くなるよう。
ところで、現在のアメリカのマイノリティで一番人口が多いのは、アフリカ系ではなくて、ヒスパニック系だそうだ。にもかかわらず、そのことがメディアに反映されていないという記事を先日読んだ。記事によると、アメリカの人口の13.5%を占めるヒスパニック系が、テレビに登場する時間は全体のわずか3%であり、これは白人の81%、黒人の15%と比べて不均衡であるという。現在、黒人があらゆるジャンルで活躍できるのは、六十年代の公民権運動以降、彼らがメディアによる不当な扱いを訴え続け、自らがクリエイターとして活躍してきた結果によるものである。いずれ、ヒスパニック系が今の黒人並にテレビや映画や音楽で活躍する時代がくるかもしれないぞう。