
04年09月02日(木)

自転車のサイトを検索していたら、こんなページを発見しました。MacintoshがあやうくBicycleという名前に変わりかけたと言うお話。Macintoshの開発リーダだったアンディ・ハーツフェルドさんが書いています。
アンディさんたち開発チームが「Bicycle」というコードネームを完全シカトしてくれたおかげで、Macintoshという名前が残ったのですね。スティーブ・ジョブズの「bicycles for the mind」論は有名ですが、まさか名前まで「自転車」にしようとしているとは思いませんでした。あぶないあぶない。
数年前に,僕はScientific Americanという雑誌だったと思いますが,人間も含めた地上のさまざまな動物の種の運動の効率の関する研究を読みました。その研究は,A地点からB 地点へ最小限のエネルギーを用いて移動するときに,どの種がいちばん効率がよいか結論を出したのです。結果はコンドルが最高だった。人間は下から数えて3 分の1の所にいて,あまり印象に残っていません。
しかし,人間が自転車を利用した場合をある人が考察しました。その結果,人間はコンドルの倍の効率を見せました。つまり,自転車を発明した時,人間は本来持っている歩くという肉体的な機能を拡大する道具を作り出したと言えるのです。
それゆえ,僕はパーソナルコンピュータと自転車とを比較したいのです。なぜなら,それは人間がうまれながらに持つ精神的なもの,つまり知性の一部を拡大する道具だからです。個人のレベルでの生産性を高めるための特別な関係が,人間とコンピューターとのかかわりの中で生まれるのです。
ちなみに、その昔のマックには、自転車で持ち運びができるように、専用のリュックサックが用意されていたそうです。実際に運んでいた人はいたのかしら。