03年10月20日(月)

 山形二日目です。

 帰りは、行きとは別のコースを選び、障子ガ岳を経由して出発地点であるバカ平を目指しました。前半はほぼずっと稜線歩き、絶景と紅葉に囲まれながら、それぞれのペースでゆっくりと。昭人さんはたばこを吸いたい、うんこしたい、虫に刺されたと大騒ぎ、奥村君はオナニーしたい、登山は装備だ、エフェクター欲しいと大騒ぎ、はて、このような状況は以前にもありました、そうだ、三年前に軽井沢で。

 下山後、汗を流しましょうということで古寺鉱泉へ。その道中、道を間違えて約三十分ほど山道を迂回してドライブ、走る車の周りには秋に色付く山の風景のみ、曲がり道ひとつなく延々と続く山道に、これまでの人生で経験をしたことがないような至福、このドライブが今回の旅行で一番心に残っております。

 古寺鉱泉は、朝陽館という朝日連峰登山口にある旅館で、駐車場から渓流に沿ってしばらく歩くと、森の中にぽつねんと、とても良い雰囲気で建っており、入り口には元ヤンキーと思しきあんちゃんが玄関を掃掃除、鉱泉に浸かりたいと声をかけると、一度に五人は入れないので、交代で入ってくれとのこと。茶褐色の鉱泉に登山の疲れを癒します、紅葉の思い出にひたります、このままここで眠りたい。

こでら

 早くに隠居して、このような場所で時を過ごしている自分を想像して、にやにやとしているとお腹が減ってきました。空には地面に一直線の飛行機雲、墜落かアクロバットかと騒ぎながら蕎麦屋さんへ、出てきたのは馬鹿でかい板に蕎麦、日本酒の一杯も飲みたいなあと思いつつ、今飲んだらそのまま眠ってしまうことは必至ですから、お茶で我慢して板蕎麦を堪能。

 幸せな気分のまま、車の運転は人に任せて東京へ。なんとまあ、長閑な旅行だったことでしょう。また近いうちに行きましょう、山形。少人数で。


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大根雄
栃木生まれ。
鉄割パソコン担当。
いたりいなかったりする。

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