

SWISS WATERは毎日飲むには少々高価なので、少し安めのULIVETOにしてみました。走った後に飲むと、なんでもおいしいのよね。
岩波から出ている『日本近代思想案内』を購入。最初の数章を読む、面白い。明治の初頭、西洋の文化を積極的に取り込もうとした当時の啓蒙思想家たちが洋書に向かったとき、「個」という概念がなかった彼らの前に現れた「individual」や「individuality」という言葉は、独特の新鮮さと戸惑いを与えたようで、最初は「分タレヌ事」と訳され、西周が「人々」「個々人々」、中村正直が「独自一箇」「各自一己」「人民各箇」、福沢諭吉が「独一個人の気象」と翻訳し、少しずつその概念を明確にしていったそうです。ううむ、これはめちゃ興味があるぞ。
異なる概念と異なる言語を有する他者・他民族同士の間での翻訳という問題については以前から興味があって、それはこの間お亡くなりになったドナルド・デヴィドソンのradical interpretationなんかを勉強したほうが良いのかもしれませんが、とりあえず、あらゆる概念を西洋と異にする開国直後の日本という文化が、西洋の言語と概念をどのように翻訳し、解釈し、咀嚼し、導入してきたのか、それを知りたいと思い、丸山真男・加藤周一共著『
夜、今週の土曜日の武蔵大学の学園祭で簡単な演目を行うというので、稽古場へ。その後、居酒屋へ。戌井さんは『8人の女』を観て眠り、内倉君は『まぼろし』がとてもつまらなかったらしく、本当にこの野郎どもとは趣味が合わないことをあらためて実感、仕方がないのでクンニの話などをしたところ、話が合いまくり、さらにうんこの話をしたところ、大盛りあがりましたので、めでたしめでたし。
帰宅後、『X-MEN』と『X-MEN2』を連続で観賞。ううむ、まさしく猫目小僧だ。このような映画を、現在のアメリカの子どもたちは、どのような気持ちで観ているのだろう。