
02年11月11日(月)
『夢の旅路』を観ました。
オープニングといいますか、映画の始まりがとてもかわいらしくて、車が通らないような砂漠のど真ん中で、有料道路の料金所を作って50年間客を待っている老人のところに、ドキュメンタリーを撮っている三人組が噂を聞きつけてやってきます。五十年目にして初めての通行客が通る瞬間を撮影しようとするドキュメンタリー三人組。初めての客を、正装して待つ老人。しかし車は、料金所をすり抜けて走り去ります。
それから数十年、老人になったドキュメンタリー三人組を乗せたタクシーの運転手は、そのうちに一人に「運命の人を探せ」といわれ、その直後にある女性に一目ぼれをし、ほとんどストーカーのようにアタックを開始します。そのようなお話。
この映画に関して何も書くことがないのが辛いのですが、なかなか素敵な映画でございました。見知らぬおやじに「もうすぐ運命の人に会う」と言われ、直後に好きになった人を迷惑も考えずに追い掛け回すティム・ロスが健気で。愛だね、愛。