
02年11月17日(日)
東京都写真美術館へ『空海と遍路文化展』を観に行ってきました。
展覧会の最終日というものは地獄のごとく込み合うものだということは身にしみて分かっていたはずなのですが、今回もやっぱり最終日に来てしまいました。あー、やっぱりすげー混んでるし。しかも、ぼくはこの後に予定なんかを入れてしまっている為体で、ほとんどダッシュで観なくてはいけません。何という愚かなぼく。
写真美術展ということで勝手に四国遍路の写真展を想像していたぼくは、展覧会場に入って度肝抜かれました。あちらこちらに仏像やマンダラがいっぱい。おばさんたちみんな拝んでるし。なんだよー、仏像あるなら最初から言えよー、などとひとりごちつつ、それでも、観るべき所はちゃんと観逃さず、個人的には十楽寺の観音・勢至菩薩立像や、甲山寺の不動明王像、十三仏来迎図などがとても良かったです。この右の像が勢至菩薩立像なのですが、かわいすぎる。立江寺の地獄・極楽図なども、色彩が微妙すぎてはまりました。この極楽図、ぜってー夢にでますよ。
やっぱり、死ぬまでに一度はお遍路さんをやっってみたいな。逆遍路でもいいから巡りたい。
会場には、藤原新也の『四国遍土』なんかも展覧してあって、おばさんたちがへーとかほーとか言いながら眺めておりました。ぼくはやっぱり好きになれないのです。嫌いではないのですが。
以前より、聖徳太子がお札になって、弘法大師がお札になっていないのはいかがなものかと思っております。絶対に弘法大師の方が日本にとって重要な人物でしょう。やっぱ即神仏は駄目なのかしら。すごい人なんですけどねえ、空海さん。