
03年04月09日(水)
いつもお世話になっているAmazon.co.jpでこのような特集が。
外国文学って、翻訳によって本当に面白さが変わりますからね。自分が好きな小説家の作品が、つまらない翻訳をされていたりすると本当にむかつきます。心の底から安心できる翻訳家さんはそれほど多くありませんが、その中のひとりである柴田元幸さんによる翻訳を紹介する特集です。今更言うまでもないけど、柴田さんは翻訳が良いだけでなく、訳する本のチョイスも良いのよね。
でね、この特集の趣旨は確かに「柴田元幸さんによる翻訳の素晴らしさを紹介する」ことなんですけど、その称賛が笑ってしまうくらいの激賛で、ほとんど誉め殺しみたいになっております。はは。
ところで、『ライ麦畑でつかまえて』が、村上春樹氏による新訳で『キャッチャー・イン・ザ・ライ』として出版されましたね。楽しみ。過去に翻訳された他の作品も、どんどん新しい訳で出版して欲しいなあ。ケルアックの『路上』とか、ヘンリー・ミラーとか。そう思っているのって、ぼくだけではないと思うのですけど。
