
02年09月03日(火)
先日、古本屋でヴィム.ヴェンダースの『アメリカの友人』の原作である、パトリシア・ハイスミスの『アメリカの友人』を購入しました。ヴェンダースの作品『アメリカの友人』は、登場人物などは原作と同様ですが、ストーリーが原作と大きく異なっていて、それ自体でひとつの独立した作品として完成していましたが、もともとはハイスミスの処女作『リプリー』のシリーズの一作として書かれたもので、映画『太陽がいっぱい』でアラン・ドロンが演じ、映画『リプリー』でマッド・ディモンが演じたトム・リプリーというひとりの人物の物語を描いたものです。
さてそれでは読み始めましょうか、と思っていたらいきなりニュースが。
映画の作品名は『Ripley's Game』で(邦題不明)、原作のタイトルそのまんまです。先にも書いた通り、ヴェンダースの『アメリカの友人』は原作と大きく異なっているので、『Ripley's Game』が『アメリカの友人』のリメイクということにはならないようです。『リプリー』はとてもお気に入りの映画なので、『Ripley's Game』もとても楽しみ。
っていうか、『アメリカの友人』って、僕の周りではとても評判が良いのですが、いまだ観ていないので、そちらを先に観ておきます。