02年08月01日(木)

 中島君から電話がきて、「素敵な女性の方々とお酒を飲むのだけど、もしよかったら来ませんか」というお誘いを受けました。場所を聞くと新百合ヶ丘とのこと。我が家から新百合ヶ丘までは、忌忌しいことに電車を二本も乗り継がなくてはいけないので少々躊躇しましたが、素敵な女性とお会いしたかったので、「よろこんで参加させていただます」と快諾しました。

 それでもやはり電車に乗ることを考えると憂鬱になり、結局原付きで新百合ヶ丘まで行くことにしたのですが、なんせ距離があるものですから少し早めに家を出たところ、九時に待ち合わせが六時に到着してしまいました。仕方がないので新百合ヶ丘をぶらぶらとしていたら、いつの間にか隣の駅である百合ヶ丘まで歩いてしまい、さらに歩くと銭湯を発見しました。

 銭湯に入ったは良いが、とにかく人が多くて落ち着いて身体を洗うこともできません。ううむ、と唸ること十分、ようやく席が空いたので、即効で身体を洗い、髪をすすぎ、歯を磨き、ジャグジー風呂で人心地。あまりの気持ちの良さに眠りそうになりましたが、僕がジャグジーから出るのを待っているくそじじいがいたので、身体を暖めることもほどほどに、ジャグジーから出ました。

 露天風呂に入ろうとしたところ、出口の付近に「電気風呂」なるものを発見しました。なんだこれはと説明を読むと、文字通り風呂の中に電気が流れているということ。足をお湯に浸けてみると、びびびびび、と確かに電気が流れています。左側が微弱電流で、右に行くほど電気が強くなるらしいので、最初は電気の弱い左側に入ったのですが、うほお、理科の実験で電気を流されたカエルのように、ぼくの手がわけのわからない曲がり方をしました。これはおもしろいと電流の強い方へ行くと、思った以上に衝撃が強くて、手どころか胃袋までへんな形に曲がってしまい、その感覚が面白くて、ひとりできゃっきゃきゃっきゃとはしゃいでしまいました。

 しばらく遊んでいたら、ちんちんにが電気に触れてしまい、干からびる寸前のみみずのようになってしまったので、電気風呂を出ました。

 銭湯を出ると七時半になっていました。少し歩くと、公園に出ました。世の公園というものは、夜になると恋人同士のいちゃつきの場になってしまうのでしょうか。目の前でペッティングを行っているカップルがぼくに気づき、「見てんじゃねーよ!」と怒鳴ってきたので、無視して俳句を詠みました。

 そのまま電車に乗って新百合ヶ丘まで戻り、本屋さんで大好きな川上弘美さんの新作『竜宮』と、東浩紀の『郵便的不安たち#』と、この間ビデオで『エヴォルーション』を観たので今西錦司の『進化とは何か』を買って、駅前のヴェローチェでしばし読書。ああ、川上弘美さんの作品はどうしてこんなに面白いのだろう。

 そして、九時に中島君と合流して、素敵な女性陣とお酒を飲みました。

おばかさん


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大根雄
栃木生まれ。
鉄割パソコン担当。
いたりいなかったりする。

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