

起床。午後二時。寝惚け眼で部屋を見回すと、クニノトコタチ尊とクニノサツチ尊とトヨクムノ尊の三人の神様が誕生している。陽気だけで生じたので、全員が男なのがちょっぴりいや。
カフェへ。昨日途中まで読んだジョン・リドリーの『地獄じゃどいつもタバコを喫う』(Everybody smokes in hell)が面白すぎて、一気に読了。いわゆるパルプ・ノワール系のノベルなのですが、この種の作品にはまりそうです、まじで。ジョン・リドリーの他の作品『The Drift
』と『Those Who Walk in Darkness
』と『A Conversation With the Mann
』も即効で購入。米Amazonのカスタマレビューをみても、ほとんどが四つ星以上。たーのーしーみー。
以前にもちょっとだけ書いたけれど、ジョン・リドリーはもともとは映画の脚本家(もっと前にはスタンドアップコメディアン)で、最近の仕事では、スパイク・リーのいとこのマルコム・リー監督の作品『Undercover Brother』の脚本なんかを書いているらしい。ストーリーはといえば、「洗脳をたくらむ白人たちの陰謀から世界を救う、アフロヘアが自慢の秘密エージェント」が主役のおばかアクションコメディ。うー、これもとても面白そう。
夜、クシシュトフ・キェシロフスキの『アマチュア』を観る。とても良い映画だった。どうして映画の中で作られる映画とか、小説の中で描かれる小説とか、舞台の中で上演される舞台というものは、これほどまでに魅力的に映るのだろう。とても感動したので、今日は気持ち良くねむることができそうです。
「私のあだ名を知ってる?」
「いいや」
「アマチュアよ。当たってるわ。今まで一度だって本気で何かをやったことがないの」映画『アマチュア』より

午後一時、起床。寝惚け眼で部屋を見回すと、清陽なるものは薄靡きて天になっていて、重濁れるものは淹滞ゐて地になっていて、精妙なのが合へるのは摶り易いし、重濁れるが凝りたるは竭り難いので、天先づ成りて地後に定っていてびっくりした。そういうわけで、カフェへ。
このお休み中に、少しは勉強もしようと思って、お仕事場から持ち帰った本を読む。三分読んだら眠気に襲われる。眠気覚ましに、ジョン・リドリーの『地獄じゃどいつもタバコを喫う』を読む。めちゃ面白い。あっという間に一時間経過。やばいやばい、勉強勉強。お仕事場から持ち帰った本を読む。三分で眠気。眠気覚ましにジョン・リドリー。あっというまに三十分経過。やばいやばい、勉強勉強。お仕事場から持ち帰った本を読む。三分で眠気。眠気覚ましにジョン・リドリー。あっというまに三十分経過。やばいやばい、勉強勉強。お仕事場から持ち帰った本を読む。三分で眠気。眠気覚ましにジョン・リドリー。あっというまに三十分経過。やばいやばい、勉強勉強。お仕事場から持ち帰った本を読む。三分で眠気。眠気覚ましにジョン・リドリー。あっというまに三十分経過。気付いたら、夕方です。新宿へ。
本日は、一年の締め括り、鉄割の忘年会です。めがね焼きをいただきながら、来年もよい年であると良いですね、と口々に。
久しぶりに朝方までお酒を飲んで、倒れるように帰宅。

午後二時、起床。寝惚け眼で部屋を見回すと、まるでいにしえの頃の天地未だ剖れず、陰陽分れざりしとき、渾沌れたること鶏子の如くして、ほのかにして牙を含めりときのように、ぐちゃぐちゃのカオス状態。お部屋を掃除しましょう。
むっしょーにリチャード・ブローティガンの小説が読みたくなって、古本屋さんで買おうかと思って調べたところ、翻訳の値段がプレミアがついてめちゃくちゃ高くなっている。仕方がないので、Amazonで「A Confederate General from Big Sur」と「Dreaming of Babylon」と「the Hawkline Monster」が一冊になっているぺーパバックと、「Revenge of the Lawn」と「the Abortion」と「So the Wind Won't Blow It All Away」が一冊になっているぺーパバックの二冊を注文。二冊で三千円ちょっとだけれど、実質的には六冊分なので、お買い得でしょ。
夜、ひまひまちんちんでたるんでいる精神に気合いを入れるために『フィアードットコム』と『The Eye』というこわい映画を連続で観る。どちらも全然こわくなかった。『The Eye』は、ラストにびっくり。