03年11月12日(水)

 人と会うために板橋へ、思いのほか懇談が早く終わったので、未知の町をぶらぶらと散策、映画館があったので、『昭和歌謡大全集』を観ました。うぎゃー、最高に面白かったー

 前にもちょいと書きましたが、この作品は村上龍の原作を映画化したもので、ストーリは単純明快、少年グループとおばさんグループの殺し合いです。とは言っても、悲壮感のようなものはほとんどなく、全編を通して懐かしの昭和歌謡が、登場人物が歌うなどして効果的使われていて(例えば、安藤政信演ずるスギオカが殺されるシーンでは、チャンチキおけさが流れる、など)、ユーモラスで不思議な世界が描かれています。

 松田龍平の下手くそな『恋の季節』のオープニングはわくわくさせてくれたし、最初から最後までぶれまくりの画面は意図的なのだろうけれど、全体に漂うたるい感じもとても良かったし、キャストの演技もとても良かった。鈴木砂羽がおばさん役で出ているのにもびっくりしたし、去年『阿弥陀堂だより』で素敵な女医さんを演じていた樋口可南子が嬉々として殺人ゲームを楽しんでいる様子もとても素敵でした。樋口さん、最後のあれは、オナニー?していたのでしょうか。

 その中でも一番好きなのは、少年たちがトカレフを買いに埼玉と群馬の県境までバスで行くシーン。とても長閑で、とても楽しそうで。

 映画が終わってから知ったのですが、監督は『草の上の仕事』の篠原哲雄さんだそうです。

03年11月11日(火)

 怖れていたものが、とうとう発売されやがった。っていうか発売されやがる、12月5日に。『ムーミン パペット・アニメーション DVDスペシャルBOX』。78話全部収録(夏に渋谷で公開されたのは、半分の36話)してやがるし!定価19000円、Amazonで16150円。しかも初回限定3000セット。ぼくのお給料日に発売というのがまた憎い。これは買うしかないでしょう、即効でAmazonクリック!うきゃー

 来月はテントを購入しようと思っていたのですが、やむを得ません、延期しましょう。発売日まで、先日古本で購入した『ムーミン谷へようこそ』と『ムーミンパパの「手帳」』などを読みながら心待ち。

03年11月10日(月)

 人と合う予定があったので高田馬場へ、美味しいランチをいただきながら、近況などを報告。その後、古本屋を巡って両手いっぱいに古書を購入、ふらふらになりながら適当なお茶場へ、読読書書。

 買い込んだ本の中でも特に読むのが楽しみなのが、『ケンブリッジ・クインテット』という本。数年前に、NHKでやたらと生命科学やら複雑系やら人工知能やらの特番が放送されていた時期があったのですが、その時にこの『ケンブリッジ・クインテット』を題材に人工知能を特集した番組が放送されました。番組(タイトル失念)には、著者であるジョン・L. キャスティも登場し、哲学者である黒崎政男と、人工知能について軽く討論をしていたような記憶が。あービデオに撮っておけばよかった、すごく観たい。

 『ケンブリッジ・クインテット』の内容は、1949 年のイギリスのケンブリッジで五人の知の巨人が食卓を囲み、人工知能について議論を闘わせるというもので、登場人物は物理学者C・P・スノウ、哲学者ウィトゲンシュタイン、遺伝学者ホールデイン、ノーベル物理学賞のシュレーディンガー、数学者チューリングの五人。すべて歴史的に実在の人物ですが、内容は完全にフィクションであり、五人が一堂に会したことは現実には(多分)ありません。ずーっと読みたかった本なのですが、もう少し勉強してからと思いつつはや幾年、古本屋さんで発見したのを機会として、読んでみようと思います。

 夜、『グッドフェローズ』を観ました。かなり久しぶりに観たのですが、内容をほとんど忘れていて、こんなにおもしろい映画だったのか。ああ、また男気が刺激されて。


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大根雄
栃木生まれ。
鉄割パソコン担当。
いたりいなかったりする。

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