
五時半、戌井さんに起こされて外へ行くと、ご来光様。前回の常念岳では拝むことが出来なかったので、前回の分も拝みました。寒い。
七時半に穂高岳山荘を出発、すぐ隣にそびえ立つ奥穂高へ。思った以上に急登で、弟君が大丈夫かしらと心配だったけれど、地上を爆撃したいなどと言えるぐらいに余裕があるようで、一安心。
奥穂高の頂上、絶景。北には槍ケ岳、南東には前穂高、天気も良好、体力も万全、本日は良い登山ができそうです。
頂上で記念撮影。弟君が内倉君を突き落とそうとして、大変でした。
さて次は、吊り尾根の稜線に沿って歩きます。
ガレ場なので足下に気をつけて歩き、ふと顔を上げると絶景、水を飲んで、ふと顔を上げると絶景、地図を確認して、ふと顔を上げると絶景、どこを向いても美しい眺望。遠くに富士山が見えます。
途中、斜面が直角に近い鎖場が連続して登場。ゆっくりと慎重に降りていたら、突然に大きな岩が転がり落ちてきて、ザックに直撃。頭に当たっていたら、間違いなく鎖から離れて滑落していただろうし、下手すりゃ死んでます。神様、ありがとう。
荷物を置いて前穂高へ。最初からいきなり岩を攀じ登る、ちょっとしたロック・クライミング気分、などと言ったらプロの方に怒られてしまいます。
前穂高の頂上です。写真には写っていませんが、遠くに前回登った常念岳と蝶ヶ岳が見えます。
前穂高から眺めた奥穂高。
あとは下山するのみ。重太郎新道から岳沢ヒュッテへ降りて、上高地へ向かいます。まだまだ危険な道のりですが、弟君はヒットラーヒットラーと歌いながら、楽しげに。
生まれて初めて内倉君の笑顔を拝見しました。笑えるのではないですか。
帰りは予定に大幅に遅れて、暗闇をさまようことに。場所的に、麓に近い所だったから良かったようなものの、ちょいと気が緩んでおります。ほんの少しの気の緩みが、大きな事故へとつながるのが登山ですから、気を引き締めなくては。
今回の登山の写真はこちらですべて見る事ができます。
ついでに、下山してから調べたこと。業務連絡。
・デポはdepotで、「登山・探検などで、あとで回収し使用するために、荷物を行程の途中に置いておくこと。また、その場所・荷物」広辞苑第五版より。
・槍ケ岳よりも奥穂高のほうが標高が高い。
下山した後も、ふと気付くと穂高のことを思い出しています。次はどこへ登りましょうかねえ。
午前一時に戌井さんの家に集合。一時半に東京を出て、途中に諏訪湖インターで小休止、六時過ぎに沢渡に到着、六時半ぐらいにバスに乗って、上高地へ。今回の面子は、ぼく、戌井さん、内倉君、弟君、向井さん、渡部さん。
上高地から涸沢へ。左手に聳えるは前穂高、屏風耳、いつかお前の肌を登ってやるぞうと心の中で、ゆっくり歩く。去年の涸沢の紅葉が二十年に一度の美しさだったこともあって、涸沢へと向かう道は大混雑。自分のペースで歩くことが全然できないことにストレスを感じ、天気も微妙、紅葉もいまいち、道もあまり面白くない。
どうにかこうにかで涸沢に到着。予定より大幅に遅れているので、今から穂高岳山荘へ向かうと、到着するのは日が落ちるぎりぎりの時間になってしまう。少しペースを速めて、涸沢小屋へ続く石段を登り、小屋を経由して、ようやく登山らしくなってきたザイテングラードを登る。
突然コースが激しくなってきたので、皆さん焦っておりましたが、明日のコースはこんなものではありませんよ。
山小屋でビールを飲んで、夕食を食べて、八時過ぎにはもう目を開けていることができず、おやすみなさい。
(今回の登山の写真はこちらですべて見る事ができます。)
ホリー・ハンターの主演ドラマ『アメリカン・ジャスティス(原題:Harlan County War)』を観ました。ケンタッキー州の炭坑夫と、その妻たちによる労働運動を事実に基づいて描いたドラマ。人種差別や性差別の問題を扱った映画やドラマはたくさんあるけれど、労働運動を描いたドラマを観るのはもしかしたら初めてかも。炭坑、かっこいいー。
さてさて明日は待ちに待った穂高登山。本日はさっさと寝て、明日に備えましょう。というわけで、職場の方に教わって購入したリラックス効果抜群のアロマオイル「マージョラム」を、布団にぶっかけてみました。おやすみなさい。