
起床。眠い目をこすりながら『ムーミン パペット・アニメーション』を観に行く。本日の上映は第一章『ムーミンとスナフキン、帽子を見つける』。最初、オカルト映画のようなスナフキンの動きに若干ひいたものの、慣れてくるとその動きがたまらなくかわいらしくて、とても面白かった。思ったよりも原作に忠実で、ぼくの大好きなセリフ(ムーミンが雲に乗って「コケコッコー」というシーン)もちゃんとあったし、なによりも岸田今日子さんのナレーションがすばらしくて、すっかりとムーミン谷の気分を満喫。上映時間も一時間ちょいと、丁度いいかんじ。それにしても、早朝だというのにほぼ満席で、土日は立ち見とのこと。すごい人気だ。全部は無理だとしても、可能な限り観に来たい。とりあえず来週の第二章は絶対に観に来るぞう。DVDの発売を切に願う。
「神話への門」というサイトをチェック。世界各国の神話を紹介している。日本の記紀神名一覧とか、ギリシャ神話の神名一覧とか、とても便利。イスラムの天使って、初めて知った。
「公認寿命予測テスト」なるものをやってみたところ、僕の余命はあと17年と出た。ううむ。老後の隠居生活を楽しみに日々を生きている身としては、その前に死ぬのはちょっと困るなあ。
夜、映画『ボーンズ』を観る。黒人が主役のホラー映画だというので期待して観たのだけど、いまいちだった。主演はスヌープ・ドッグ。昔しげちゃんの家で見たエロビデオを思い出した。
すっかりムーミンにはまってしまい、未読の『ムーミンパパの思い出』と『ムーミン谷の冬
』と『ムーミン谷の仲間たち
』を購入。ぱらぱらとめくってみると、『ムーミン谷の仲間たち』だけ絵のタッチが少し違うような気がする。この絵のタッチが一番好き。次回の鉄割を辞退してよかった。ゆっくりとムーミンを読むことができるのだから。
公式サイトのBBSでいろいろとムーミン情報を仕入れる。今週末の『誰でもピカソ』でムーミンを取り上げるとのこと。さらに、本日よりアニメムーミンのDVDも発売されるらしいので、レンタルで借りることができるかも。さらに来月6日から、渋谷LOFTで『ムーミン デザインコレクション』展が始まる。ムーミン パペット・アニメーションは既に始まっているので、可能な限り観に行こうと思う。でもこれ、早朝一回のみの上映なんだよなあ。
ブックオフ系の古本屋さんでジュリアン・バーンズの『太陽をみつめて』とアンソロジー『レイモンド・カーヴァーの子供たち
』を共に100円で購入。『太陽をみつめて』は何年か前に一度読んでいるけれど、100円だったら買うだろ普通。『レイモンド・カーヴァーの子供たち』は、1990年当時(つまり80年代)の二十代の新人作家の短編を集めたもの。原題はそのまま『11 from 20 under 30』。レイモンド・カーヴァーとはなんの関係もない。とにかく100円は安い。
ムーミントロールはムーミン谷のことを次のように言っている。「だれでも、すっかり安心していられる谷なんだよ、あそこは。目をさますときはうれしいし、晩にねるのもたのしいのさ」。せめて夢の中でその素敵な谷に行けますように、おやすみなさい。
なんか全然休んだ気がしない。
昨日、戌井さんやへじさんの話を聞いて読みたくなった『たのしいムーミン一家』と『ムーミン谷の彗星
』を読む。この二冊は何年か前に一度読んでいるのだけど、何度読んでもおもしろい。アニメのムーミン谷とは異なる、どこかとぼけたムーミン谷の生活。思わず声を出して笑ってしまう。ムーミン谷の住人の生活のユーモアには、赤塚不二雄の『天才バカボン(初期)』に通じるものがある(とか書くと怒られるかしら)。けれども、ムーミンには『天才バカボン』にはない魅力がある。それはスナフキンの存在であり、ムーミンもス二フもミイもニョロニョロもスノークもヘムレンさんも『天才バカボン』に登場するけれど、スナフキンだけは登場しない。あらしの中に鐘の音に耳を傾けて、世界をまわり歩いたときのことを思い出しながら、「もうじき、ぼくはまた旅にでるんだ」と心の中で思うようなスナフキンは登場しない。
ちなみに『天才バカボン』は大好きです。特にバカボンがあまり出てこなくなった後期は最高。
夜、横になってムーミンを読んでいたところ、突然にお酒のお誘い。迷うことなく家を出る。楽しかったです、ごちそうさまでした。