
03年06月11日(水)
朝起きて、電車に乗って、仕事をして、電車に乗って、本屋に行って、古本屋に行って、カフェに行って、帰宅して、手紙を書いて、電話で話して、眠りにつく。静かな一日。
今日古本屋さんで買った本。小松重男著『幕末遠国奉行の日記ー御庭版川村修就の生涯
』、久野収・鶴見俊輔共著『現代日本の思想ーその五つの渦
』、ホーン川嶋瑶子著『女たちが変えるアメリカ
』、今井雅晴著『日本の奇僧快僧
』、『日本文学全集31葛西善蔵、嘉村礒多』、以上五冊で二百円。高取 正男、 橋本 峰雄 共著『宗教以前
』二百円。以前から読みたかった小熊英二著『単一民族神話の起源—「日本人」の自画像の系譜
』も発見したが、ちょっと高い。どこかで1000円ぐらいで売っていないかしら。
筋肉痛もだいぶ治まってきた。走ろうかと思ったが小雨が降っている。走るのはやめて、傘をささずにお散歩を。ああ、山に行きたい。
今日古本屋さんで買った本。小松重男著『幕末遠国奉行の日記ー御庭版川村修就の生涯
筋肉痛もだいぶ治まってきた。走ろうかと思ったが小雨が降っている。走るのはやめて、傘をささずにお散歩を。ああ、山に行きたい。
03年06月10日(火)
朝、駅に向かって歩いていると、通りかかった家の塀の内側から「手に取り、読みなさい(Take and read; Tolle, Lege)」という子供の声が聞こえる。あいにくぼくはアウグスティヌスほど素直ではないので、手にも取らず読みもせず。
近所のペットショップで、ピグミージェルモア(コミミトビネズミ)が12800円で売っているのを発見。相場を考えると、かなり安いと思う。最近、お金を出して動物を買うという行為に抵抗を感じているのだが、あまりにもかわいいので思わず買ってしまうそうになる。本当に小さくてかわいい。どうにか思いとどまる。
今月の『ロスト・オン・ザ・ネット』は、1972年に『夏の石(The Stone of Summer)』という名作を一冊を出しただけで姿を消した作家ダウ・モスマンの話題。その本に魅了された映画監督マーク・モスコヴィッツが、彼を探し求めるというドキュメンタリー映画『ストーン・リーダー(石の読者)』を撮ったらしい。『夏の石』ってすごく良いタイトル。本も読みたいし、映画も観たい。
『つげ義春初期傑作短編集』を読む。最後に掲載されているつげ氏へのインタビューによると、彼はもう漫画を書く気はないようだ。以前にも増して乞食への憧憬、厭世観が強くなっている。
夜、八月の公演のちらしなんかをちょちょいと。すっかりマンネリ化した鉄割のちらし。打開しなくては。
日々が、変化なく過ぎていく。
03年06月09日(月)
起床。お尻が痛い。太ももが痛い。脹脛が痛い。筋肉痛。昨日の夜、読みながら寝てしまった中村量空著『複雑系の意匠ー自然は単純さを好むか
』の続きを、目を覚ましたそのままの姿勢で読み始める。まるで好きな人とセックスをしてそのまま寝て、朝起きてまたセックスをするような心地良さ。頭がまだ正常に働いていないのか、書かれている言葉の意味がランダムに響く。
ごろごろとしているうちに、ようやく立てるようになる。が、一歩進むだけで足が震える。いってーよ、まじでえ。両肩も筋肉痛になっている。手を握ろうとしても力が入らない。やはり日頃からの鍛練が重要だ。
昼過ぎ、ロボット歩きで本屋さんへ。今月号の「群像」を立ち読みすると、舞上王太郎氏の新作が掲載されている。うわー読みてー!あとで図書館でゆっくりと読もう。「新潮」を立ち読み。三島由紀夫賞を受賞した『阿修羅ガール
』の選評が掲載されている。宮本輝氏がかなりぼろくそに『阿修羅ガール』をこき下ろしている。島田雅彦氏のコメントは相変わらず何かを見透かしたようなお釈迦様気取りでムカツク。
カフェへ。猿谷要著『歴史物語 アフリカ系アメリカ人
』を読む。普通のアメリカ史の本では、一行か二行で済まされるような事件が、かなり詳細に書かれていて勉強になる。「もし、今我々があらゆることをする勇気がなければ、ある奴隷が聖書の中から書き直して、歌に歌ったあの予言の実現が、我々に迫ってくるのだ。”神はノアに虹のしるしを与え給うた。もう水は終わった。次は火だ!”(ボールドウィン『次は火だ!』)」
夜、『ディナー・ラッシュ』を観る。NYのあるレストランの一夜を描いた映画。実際に身近にいたらうぜーっと思うような人物が次々と登場して、面白かった。監督が実際にレストランのオーナーだけあって、レストランや食べ物の描き方がとても上手で、味終えたあとめちゃ腹減った。フードライターのジェニファーが妖怪だった。
ごろごろとしているうちに、ようやく立てるようになる。が、一歩進むだけで足が震える。いってーよ、まじでえ。両肩も筋肉痛になっている。手を握ろうとしても力が入らない。やはり日頃からの鍛練が重要だ。
昼過ぎ、ロボット歩きで本屋さんへ。今月号の「群像」を立ち読みすると、舞上王太郎氏の新作が掲載されている。うわー読みてー!あとで図書館でゆっくりと読もう。「新潮」を立ち読み。三島由紀夫賞を受賞した『阿修羅ガール
カフェへ。猿谷要著『歴史物語 アフリカ系アメリカ人
夜、『ディナー・ラッシュ』を観る。NYのあるレストランの一夜を描いた映画。実際に身近にいたらうぜーっと思うような人物が次々と登場して、面白かった。監督が実際にレストランのオーナーだけあって、レストランや食べ物の描き方がとても上手で、味終えたあとめちゃ腹減った。フードライターのジェニファーが妖怪だった。