03年06月04日(水)
 朝起きたら腕に内出血したような痣が出来ている。なんだこれは、ぼく呪われたのか誰かに、と少し恐ろしくなったが、よくよく考えてみると、どうやら昨日の夜、夏山登山に向けて体力をつけるために行った腕立て伏せが原因らしい。たかだか五十回の腕立て伏せで内出血とは、ぼくの身体は既に老化が始まっているのだろうか。やっべー。

 買いそびれていた『The Frontier of American Comics - アメリカンコミックス最前線』を購入。『本とコンピュータ』に掲載された記事と、書き下ろしの記事で構成されていて、ページ数は多くないものの、内容はかなり濃い。オルタナティブ系のアメコミについて知りたくて買ったのだが、小野耕世氏の記事に、思いがけずピーター・ケアリーの名前を発見。まさかここで彼の名前を見るとは思っていなかったのでびっくり。記事の最初にほんの少し登場するだけだが、新作などにも言及していて、ファンとしてはそれだけでも嬉しい。ピーター・ケアリー氏の十一歳の息子であるチャーリーは、『菊次郎の夏』を観て日本文化に興味を持ち、『天才バカボン』の英訳本を持っているらしい。『菊次郎の夏』を観て日本に興味を持つって、なんだかすごいぞ。

 夜、知人と会ってちょいとおシャレたところで食事をする。汚い格好の自分が恨めしい。でもおごってもらっちゃった。へへ。
03年06月03日(火)

 なんだか食生活が不摂生になっております。養生しなくては。

 昼、『ボーリング・フォー・コロンバイン』を観たNさんから電話がきた。かなりの衝撃を受けたらしいNさんは、ぼくが今一番行きたい国がアメリカと中国であることを聞いて、 可笑しそうだった。現在、世界で一番嫌われているであろうアメリカと、(SARSを抜きにしても)世界で一番煙たがられているであろう中国。どちらの国も政治的には好きではないけれど、そのような国だからこそ行ってみたい。どちらかには行くぞ、絶対。今年中に。

 夕方、カフェでベトナムコーヒーを飲みながらまったり。ダグラス・クープランド神は日本を憎んでる』を読む。小説自体は面白かったけれど、書かれている日本像があまりにもガイジン的でがっかり。若者の書き方も陳腐すぎる。今の日本は、この小説で書かれている百倍ぐらい面白いはず。この作品がアメリカでどのように評価されたのかは知らないが、日本人の作家の方がもっと面白いニッポンを書くことができると思う。日本文化がブームの今こそ、日本の若手小説家が傑作を引提げて、アメリカに乗り込むチャンスなのではないかしら。「歴史を日本にどう適用できるかという点から言えば、もう既に終わってるのさ」。

 ミシェル・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク』を読み始める。読み終えるには軽く一年はかかりそう。ぼくは今、歩くということ、走るということ、見るということ、読むということ、それらの行為はそれぞれに、異なる思考を形成すると思っている。この本を読むことが、それらの事を考える手助けになるかどうかはわからないけれど、とりあえず、巻頭に掲載されているセルトーの写真がオスギに似ているのが気になる。

03年06月02日(月)
 起床。朝食のグレープフルーツを食しながらWebを徘徊。以前にちょいと触れたミッキーマウス保護法に関連して、こんな面白いインタビューが。ミッキー、否、ブルースかっこいい。朝っぱらから面白いものをありがとう。

 もうひとつ、『CSSバグリスト@CSSバグ辞典スレッド』という有用なサイトを発見。2chのスタイルシート関連スレッドをまとめたこのサイト、めちゃくちゃ便利。スタイルシートを使用する場合、各ブラウザのバグを把握しておかなくてはいけない。そんな時にはこのようなサイトがとても参考になる。

 午後、図書館へ行くために、バイクに乗って家を出る。いつもとは少し道順を変えて、鷺宮から妙正寺川に沿って環七の方まで走る。平日の裏道の静けさがとても良い。図書館到着。今月号の「文学界」やら「群像」やらをぱらぱらとめくって面白そうな小説を探し、「新潮」に掲載されていた舞上王太郎の新作をコピーする。二時間ほどぼーっとして、アメリカ文学周辺の小難しい本を八冊と、V.S.ラマチャンドランとサンドラ・ブレイクスリーの『脳のなかの幽霊』、深田久彌『わが山山』を借りて帰る。

 先日本棚を整理した際に出てきた、ナショナルジオグラフィックの日本版四十数冊を売り払ったところ、一万円になった。あとから考えてみると、かなりもったいないことをしたような気がするけれど、どうせ本棚の奥に眠っていたものだし。あまり考えないようにしよう。考えない。うげーもったいないい。

 夜、走る。なぜか足が止まらなくなり、すごいスピードで走る。心臓が破裂すると思うぐらい走る。やばい転んだら脱臼するというぐらい走る。やばいやばい車にぶつかるというぐらい走る。爽快。帰りに、汗だくのままマクドナルドでビックマックとジンジャーエールを購入。これが良くない。本当に良くない。



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大根雄
栃木生まれ。
鉄割パソコン担当。
いたりいなかったりする。

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