02年04月30日(火)
ある春雨の日に戌井さんの家に遊びに行ったのですが、留守でした。
一、二時間ほど待たせてもらおうかと思い、勝手に上がりこんで本棚を眺めていると、前から読みたかったソローの「森の生活」があるのを発見しました。
ポール・オースターの「幽霊たち」の中で、ブラックが読んでいたのは確かこの本でしたな、などと思いながら、ぼくはそこに寝そべって、春雨の音を聞きながら一日静かにそれを読んで、帰りました。
「昨日は君は留守だったが、『森の生活』が置いてあったので、それを読んで、静かに君の家で半日を過ごした。いろいろなことを考えた。忘れられない一日だ。」
こんな手紙をそのあくる日に書きました。
02年04月29日(月)
Palmというものを購入しました。

正直なところ、電子手帳に関しては、今まで何度も購入しては挫折して、ということを繰り返しているので、今回もかなり躊躇しました。安い物でもないし。
でも、周りで皆が持っているのを見ていたら、欲しくなってしまいました。

さて、ぼくがPDAでやりたいことは
・辞書。広辞苑とか英和英英辞典とか、日本大百科とか、EPWING形式の辞書をいくつか持っているので、それを活用したい。今も電子辞書を使ってるけど、辞書の追加はできないし、検索機能もいまいちなので。
・スケジュール管理。今のところ、毎月手書きのカレンダーを使ってスケジュール帳に使っているいるのですが、それはあまりにも悲しいので、かっこよくPDAで管理したい。人前でわざとスケジュールを確認したい。
・データベース。欲しい本のリストとか、今はノートの一番後ろにまとめているのですが、ノートがでかいしいろいろはさまってるしで、本屋で出すと非常にかさばる。PDAならスマート。

こんな感じです。
他に何ができるのかしら。

palmでEPWING形式の辞書を使うには
Palmで電子ブック・EPWINGを使おう!
こんなページがありました。
このページを参考に、Buckingham EB Playerを使います。
電子ブック漢字インデクサを使えば、漢字による表記検索もできるみたい。
予定表にはこことかここを参考に、Datebk3をインストール。
でもこれ、シェアウェアなので、後で削除するかも。
あと、長文の文章を読むのに、J-DOC reader
早速青空文庫から幸田露伴の作品をいくつかダウンロード。

アウトラインプロセッサはTreeを使用。本当はこちらがほしいけど、高すぎます。
辞書の次に重要と思われるデータベース管理アプリは、JFileが定番らしいですが、シェアウェアで高いのでPicoをインストールしました。けど、このアプリは新規データベースの作成ができないの。
ブックリストには、Librarianを使用する。
さらに、TimeTableという個人的にとても便利なソフトも。
Daアプリを使うために、DA Launcherを使用。SDカード上でアプリを起動するためには、
PowerRUNが必要らしい。ランチャーアプリも欲しいので、探したところ、
Launcher IIIが、なかなかよさそう。でもシェア・ウェア。
それから、ぼくは東京の路線というものを全く把握していないので、鉄道経路検索ソフトのTRAINと、DA TRAIN ViewerJR東京近郊路線図東京地下鉄マップをインストール。
さらに時刻表をリアルタイムで表示してくれるDA TrainTimeもインストール。
駅前倶楽部等の時刻表データを、tbl形式に変換してくれるアプリTrainConv ExplorerはWindowsにインストール。時刻表のデータファイルはこちらから。
HotSyncでパソコンの時計と同期をとるアプリまである。
それから、アラーム時計BigClockもインストール。

あらあら、あっという間にメモリーがいっぱいよ。

環境は何となく整ったものの、予定表の入れ方すら良く分からない。
手書きをしても全然認識してくれない。
っていうかもう飽きた気がする。
02年04月28日(日)
先日、お友達の家で和やかにお酒を飲みながら豆乳鍋をつつき、楽しく歓談したのですが、その時につげ義春の漫画で何が一番好きか、という話になりました。
ぼくが一番好きなのは、間違いなく「別離」なのですが、その時に一番人気があったのは「必殺するめ固め」でした。
つげ義春の漫画をおおまかに分類すると、私小説的、幻想的、馬鹿的、の三種類に分けられると思うのですが、「必殺するめ固め」は、題名からも察せられるように馬鹿的な作品でして、もともとはつげ義春が見た夢が元ネタになっています。

その時に、弟のつげ忠男のことも話題に出たのですが、ぼくはちゃんと読んだことがないので、先ほど忠男さんのホームページを見ていたのですが、そこに「必殺するめ固め」が映画化するというようなことが書かれていました。

映画化。ううむ。微妙。

それはまあ良いとして、幻燈webこのページによると、つげ義春はまだ漫画をやめてはいないようです。
しかし、「自分の人生の目的は漫画を書くことではなくて、乞食になることのように思えてなりません。乞食こそ完全な生き方のように思えます。」などとも書いているので、ちょっと怪しい。

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大根雄
栃木生まれ。
鉄割パソコン担当。
いたりいなかったりする。

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