
今日は、キーーーー!のただちゃんと雅楽子さんとお酒を飲みました。あと、戌井さんもいましたか。一件目は吉祥寺のいせやに行って、寒さにふるえながら梅酒を飲みつつ、ただちゃんから人生の駄目出しをくらい、二件目はただちゃんご推薦のいい感じのお店(名前失念)へ行って、日本酒をいただきました。ただちゃんが、しおからとマッシュドポテトをぐちゃりと混ぜてくれて、それがとてもおいしかった。最後の方はよっぱらい過ぎて何を話したのかさっぱり覚えていないけれど、好きな友だちとお酒を飲むのって、本当に楽しいね。
帰宅してから、酔っぱらい頭のままで吉田建一の『東京の昔』を読みました。どれだけ頭がぐるんぐるんしていても、吉田翁の言葉は少しの遜色もなしに心に入って来る。この人の文章に出会えたことが、ぼくの人生の幸運のひとつです。はやくこんな風に酒を飲める大人になりたい。
追伸ですが、Amazonの『東京の昔』のレビューが面白いです。まさしくって感じ。

生まれて初めて自宅の鍵をなくしました。自慢ではありますが、ぼくはこれまで、財布をなくしたことも、鍵をなくしたこともありませんでした(なくしかけたことは千回ぐらいあるけど)。それゆえに、ぼくは物をなくしたりしない、しっかりした人間なのだと思いこんでいたのですが、それは大きな間違いだったようです。家に入ることができず、玄関前でお弁当を食べている自分がなさけないやら悲しいやら。そして、とにかくもう、さむいさむいさむい!!神よ、なぜ我にこのような仕打ちをなさるのか。エリ、エリ、ラマ、サバクタニとさけんで、最後には頭にきてドアを叩いたり蹴ったりしましたが、そんなことで開いてしまったら逆に問題です。仕方がなしに中野に住んでいる大家さんに電話をかけて、鍵を持ってきてくださいと遠回しにお願いしました。
そんな一日。くやしかったので、寝る前にすごい量の読書をしてやりましたよ。
今日は一日なんの予定もありません。最高の休日です。
忙しいと、あれもしたいこれもしたいもっとしたいもっともっとしたいなんて思うのに、いざ時間ができると、あれもしたくないこれもしたくないもっとしたくないもっともっとしたくないとなってしまうのは、どうしてなのでしょう。ひねくれものなのか、なまけものなのか。たぶん、その両方なのでしょう。
しかし大人ですから、やりたくないのを我慢して、部屋の掃除をしました。それから、久しぶりに日記を書いたりしました。散歩にでかけて、帰りにコーヒー豆を買って、コーヒーを淹れました。さらに、人に手書きの手紙なんかを書いたりして。もし地球が滅びるなら、なんの不安もないこんな時に、一瞬で滅びて欲しいなと思いました。