04年04月01日(木)
 どうにも私生活が忙しくて、雑記の更新がなかなかできずにおりますが、皆さんお元気ですか?ぼくは日々の生活に追いかけ回されて、精神的な余裕まで失ってしまい、とてもへたばっています。今日も数年ぶりに犬のうんこをふんづけてしまい、大変へこみました。

今月は、少しずつでも更新をするようにがんばりますので、よろしくお願いします。
04年04月02日(金)

 どうにかこうにか、4月の公演のちらしが完成しました。今回のちらしは、お友だちである指紋君に絵を書いてもらい、さらにCANとBobを足してみました。

 鉄割以外の人にちらしの絵をお願いするなんて、ぼくが担当しているちらしでは初めてのことです。いつもの鉄割ちらしとは趣きが異なって、なかなか良い感じです。

 ご希望の方がおりましたら、iron@tetsuwari.comまで住所をメールして下さい。無料でお送り致します。

04年04月15日(木)
一段落。五月こそは、落ち着いた静かな生活ができますように。
04年04月16日(金)

 久しぶりに本屋さんを徘徊。『ヘンリー・ミラーコレクション』が刊行されているのを発見。新訳ということで、是非とも読んでみたいけれど、本日は見送り。またいつか、出逢う機会があったらそのときには是非とも購入しましょう。さらに『レイ、ぼくらと話そう−レイモンド・カーヴァー論集』という、日本の論者たちによるレイモンド・カーヴァーの論文集も発見。うげーほしー!!けれどもその前に、カーヴァーの作品をすべて読破しておきたい。本日は我慢いたします。結局、久々に出た「American Book Jam」の新しい号だけ購入して、帰宅。

04年04月17日(土)

 映画『City of God』を観ました。ここまでばりばりのエンターテイメントだとは思いませんでした。とても面白かったです。

 劇中のあるシーンで、まだ幼い子どもが殺されかけて泣きわめくシーンがあるのですが、その子どもの泣き方が演技とは思えぬほどにまじ泣きだったので、あれは一体どのような演技の指導をしたのでしょうかねえ、などと戌井さんと会話したところ、戌井さんは「どうせ石かなんかで叩く振りとかして泣かしてんじゃねえの。昔、円谷とかそうやって子役を泣かせてたから」と申すので、はあ、なるほど、芸能の道はやはり厳しく辛いのだなと思ったのですが、その後にこの映画のメイキングを観たところ、プロの演技指導者が、非常に現代風な演劇的メソッドを駆使して子役に役作りを教え込んでいました。

 この映画の原作を読んでみたいなあ。

04年04月18日(日)

 めちゃくちゃ楽しみにしていたコーエン兄弟の最新作『ディボース・ショウ』を観てきました。いうまでもありませんが、最高に面白かったです。物語はまあ、普通でしたが、各シーンにちりばめてられている微妙な面白さがつぼに入ってしまい、笑いっぱなし。もしかしたら、つぼに入らない人には、退屈な映画かもしれません。だって、人間は成長せず、ただ太るだけですから。

04年04月19日(月)

 最近、胃腸の調子があまりよくないのか、24時間つねにおならがでっぱなしです。いわゆる常時接続というやつです。自宅にいるときなどは問題ないのですが、社交の場で人と接する時などは非常に大変で、常におなかに力をいれておかないと、ぷぴーって感じなのです。マラソンなんかをしていると、ほとんどおならがジェットエンジンと化しております。ぷぴーっ。

04年04月20日(火)

 ちょっとした用事のためにバスに乗り、ガラガラの車内で席につき、本を開いて読んでいるとき、ふと窓の外を眺めたら、とても強い陽が差しこんできて眩しい、そんな瞬間になんともいえない幸せを感じます。そこでぷぴーっ。

04年04月21日(水)

 戌井宅で七月の公演のちらし作り。今回のテーマは原始人。戌井さんが古本屋さんで購入した原始人の本の絵を使いたかったのだけど、著作権の問題があるのでやすゆきさんに寸分違わず同じものを書いてもらいました。いつもながら、やすゆきさんの絵の描写力は素晴しい。そんでとても素敵なちらしができました。

 ね、かっこいいでしょう。次回の関西ツアーと7月の宮永会館公演のちらしの表面に使う予定です。ご希望の方がおりましたら、iron@tetsuwari.comまでメールをいただければ、無料で郵送いたします。

04年04月22日(木)

 来年のニューヨーク公演に向けて、英会話をならうことにしました。先生は、某有名バンドでコーラスをされているアフリカ系カナダ人の女性の方。とても勘のよろしい方で、ぼくが言いたいことを言えずに四苦八苦していると、すぐにこちらの意図を汲んでくれます。あまりにも勘が良いので、英語で話す必要がないほどです。

 すぐに飽きてやめないように、がんばろう。

04年04月23日(金)

 映画『クイール』を観ました。オープニングですでに号泣。劇中の椎名桔平の「お前さん、普通の犬だけど、最高に普通の犬だよ」という台詞からもわかるとおり、ごくごく普通の盲導犬の、最高に普通の物語。下手に感動的でないところが余計と泣けました。それにしても、いい歳こいたおっさんが、始まると同時にわんわんと泣きながら『クイール』を観ている姿は、はた目から見たらたいそう薄気味悪かったことでしょう。恐縮でございます。

04年04月24日(土)

 先日購入した『American Book Jam』の最新号で紹介されていた、Henry Hillの『The Wiseguy Cookbook』がとても面白そう。著者であるヘンリー・ヒルは、映画『グッドフェローズ』の主人公のモデルであり、映画で描かれてたとおり、マフィアから身を守るために証人保護プログラムで保護されて生活をしているわけですが、そんな彼が逃亡生活の制限された環境の中で限られた食材を使っていかにうまいものを作ってきたか、そのレシピが紹介されているそうです。『グッドフェローズ』の中でも、刑務所で肉を焼くシーンとか、めちゃくちゃうまそうでしたよね。うー、買っちゃおう。

 それから、ポール・オースターのインタビュー記事も面白かった。

ウッド(インタビュアー):ノートブックのことについて話していただけますか。『City of Glass』では主人公のクィンは観察記録をノートブックに書き込みます。『In the Country of Last Things』ではナレーターのアンナ・ブルームが青いノートブックに手紙を書きます。『Mr.Vertigo』のウォルトは学生用のノートブック十三冊に自伝を記し、『Timbuktu』のウィリー・G・クリスマスは死ぬ前に自分のすべての作品が詰まった七四冊のノートブックを高校の英語の先生に渡します。『The Book of Illusions』それに『Oracle Night』にもノートブックが出てきます。そして、本当にあった話を集めたあなたの本のタイトルが『The Red Notebook』。ノートブックになにかひっかかりがあるのでしょうか。
04年04月25日(日)

 鉄割アルバトロスケットの公演に観客として観にいきました。ごっつうひさしぶりです。思ったよりもお客さまが入っていてびっくり。客席で彼らの演技を観ていると、ああやっぱり出たいなーという気持ちと、ああやっぱり出られないなーという相反するふたつの気持ちがぶつかり合い、最終的には、ああやっぱり海外旅行に行きたいなーという気持ちが勝ってしまい、今年の夏こそはどこかへ旅行へ行きたいと思っています。カンボジアあたりが良いのではないかと。


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大根雄
栃木生まれ。
鉄割パソコン担当。
いたりいなかったりする。

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