どうにかこうにか、4月の公演のちらしが完成しました。今回のちらしは、お友だちである指紋君に絵を書いてもらい、さらにCANとBobを足してみました。
鉄割以外の人にちらしの絵をお願いするなんて、ぼくが担当しているちらしでは初めてのことです。いつもの鉄割ちらしとは趣きが異なって、なかなか良い感じです。
ご希望の方がおりましたら、iron@tetsuwari.comまで住所をメールして下さい。無料でお送り致します。
久しぶりに本屋さんを徘徊。『ヘンリー・ミラーコレクション』が刊行されているのを発見。新訳ということで、是非とも読んでみたいけれど、本日は見送り。またいつか、出逢う機会があったらそのときには是非とも購入しましょう。さらに『レイ、ぼくらと話そう−レイモンド・カーヴァー論集』という、日本の論者たちによるレイモンド・カーヴァーの論文集も発見。うげーほしー!!けれどもその前に、カーヴァーの作品をすべて読破しておきたい。本日は我慢いたします。結局、久々に出た「American Book Jam」の新しい号だけ購入して、帰宅。
映画『City of God』を観ました。ここまでばりばりのエンターテイメントだとは思いませんでした。とても面白かったです。
劇中のあるシーンで、まだ幼い子どもが殺されかけて泣きわめくシーンがあるのですが、その子どもの泣き方が演技とは思えぬほどにまじ泣きだったので、あれは一体どのような演技の指導をしたのでしょうかねえ、などと戌井さんと会話したところ、戌井さんは「どうせ石かなんかで叩く振りとかして泣かしてんじゃねえの。昔、円谷とかそうやって子役を泣かせてたから」と申すので、はあ、なるほど、芸能の道はやはり厳しく辛いのだなと思ったのですが、その後にこの映画のメイキングを観たところ、プロの演技指導者が、非常に現代風な演劇的メソッドを駆使して子役に役作りを教え込んでいました。
この映画の原作を読んでみたいなあ。
先日購入した『American Book Jam』の最新号で紹介されていた、Henry Hillの『The Wiseguy Cookbook』がとても面白そう。著者であるヘンリー・ヒルは、映画『グッドフェローズ』の主人公のモデルであり、映画で描かれてたとおり、マフィアから身を守るために証人保護プログラムで保護されて生活をしているわけですが、そんな彼が逃亡生活の制限された環境の中で限られた食材を使っていかにうまいものを作ってきたか、そのレシピが紹介されているそうです。『グッドフェローズ』の中でも、刑務所で肉を焼くシーンとか、めちゃくちゃうまそうでしたよね。うー、買っちゃおう。
それから、ポール・オースターのインタビュー記事も面白かった。
ウッド(インタビュアー):ノートブックのことについて話していただけますか。『City of Glass』では主人公のクィンは観察記録をノートブックに書き込みます。『In the Country of Last Things』ではナレーターのアンナ・ブルームが青いノートブックに手紙を書きます。『Mr.Vertigo』のウォルトは学生用のノートブック十三冊に自伝を記し、『Timbuktu』のウィリー・G・クリスマスは死ぬ前に自分のすべての作品が詰まった七四冊のノートブックを高校の英語の先生に渡します。『The Book of Illusions』それに『Oracle Night』にもノートブックが出てきます。そして、本当にあった話を集めたあなたの本のタイトルが『The Red Notebook』。ノートブックになにかひっかかりがあるのでしょうか。
鉄割アルバトロスケットの公演に観客として観にいきました。ごっつうひさしぶりです。思ったよりもお客さまが入っていてびっくり。客席で彼らの演技を観ていると、ああやっぱり出たいなーという気持ちと、ああやっぱり出られないなーという相反するふたつの気持ちがぶつかり合い、最終的には、ああやっぱり海外旅行に行きたいなーという気持ちが勝ってしまい、今年の夏こそはどこかへ旅行へ行きたいと思っています。カンボジアあたりが良いのではないかと。