03年09月29日(月)

 知人の会社にお手伝いに行って、とんかつ御膳をごちそうになり、午後には昭の字と烏山から成城学園を経由して芦花公園までマラソンをして、公園で降りたり昇ったり膝を曲げたりいろいろと運動をしていたら夕方になり、風神亭でビールを飲みながら山談義、落としたカロリーのすべて取り戻して、帰路にアイスクリームを買っていたら勉の字がとぼとぼとと、折角ですからとカモシダのビルでレゲエの話なんかを伺ったものの、何を言っているのかさっぱり分からず、分かった振りをして頷いておりました。

 帰宅後、『殺人マニア宣言』に収録されているピーター・ジャクソンの初期の頃のインタビュー(『乙女の祈り』に関するもの)を読んでいたら、無性に『ブレインデッド』が観たくなったのでビデオレンタルで借りてきて観ました。今でこそ『ロード・オブ・ザ・リング』の大御所監督でありますが、1992年に発表された『ブレインデッド』は『ロード・オブ・ザ・リング』の千倍ぐらいおもしろいのです。いわゆるゾンビ映画なのですが、最初から最後まで笑いっ放し。主人公はマザコンの頼りない青年で、彼のお母さんがゾンビになって、助けに来た看護婦さんがゾンビになって、顔見知りの神父さんがゾンビになって、からんできたパンキッシュな若者がゾンビになって、ゾンビになった看護婦さんと神父さんはところ構わずセックスをして、ゾンビ子供が出来て、ゾンビを隠していた家に大勢が押しかけてパーティーをして全員がゾンビになって、仕方がないから芝刈り機で全員を切り刻むというお話。十年ぶりぐらいに観たけれど、やっぱり最高のスプラッター・コメディでした。

03年09月28日(日)

 とんでもなく天気の良い朝。この天気、来週の登山の日まで取っておいて欲しかった。来週も晴れますように。

 アンナ・パキン主演の映画『ダークネス』を観ました。アメリカからスペインへ越してきた家族が、新しい家に宿る「暗やみ(ダークネス)」に襲われるというホラー映画。「40年に一度の皆既月食。7人の子供の失踪事件。円形の家。すべてが闇に包まれるとき、記憶を失った少年の40年の空白が、息を始める・・・」。ジャウマ・パラゲロ監督がこの映画に先立って撮った、二分間の宣伝用のプロモーション・ビデオは素晴らしく恰好良くて怖いのに、肝心の本編はその怖さが半減していて、それは多分、恐怖を意味付けしようとして用意した要素(ウロボロス信仰など)が、蛇足的な役割しか果たしていないせいではないかしら。ホラー映画のストーリーに余計な根拠なんかいりません。この映画も、「暗やみの恐ろしさ」だけを追及して欲しかったなあ。でも、アンナ・パキンは大好き。

03年09月27日(土)

 おともだちを呼び出して、たまには良いところでお食事を、なんてことを思っていたのですが、良いところではえろい話を大きな声ではできませんから結局、手ごろな居酒屋で日本酒に舌鼓。

 帰宅後、ジャン=ユーグ・アングラード主演『裏窓の女−甘い嘘−』を観ました。お久しぶりのフランス映画。夫は小説家、妻は花屋さん、パリで古いアパルトマンに暮らすふたりは、見知らぬ男性の遺言により、突然にアパルトマンの前に建つ大豪邸を相続します。ただし遺言状には、故人が生前より雇っていたメイドを、本人が希望する限り雇い続けること、という条件がついています。戸惑いながらも引っ越しをするふたり。そこで待っていたのは、不気味なメイド。そしてふたりはこの豪邸で・・・という物語です。もう、最高に良い映画でした。こういう映画、大好き。久しぶりに二度続けて観てしまいました。奥さんの愛の行為は納得できないけれど、まあ、愛の形は人それぞれですから。


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大根雄
栃木生まれ。
鉄割パソコン担当。
いたりいなかったりする。

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